けいた と おちぇの親方日記

16歳のわんこと暮らすのんびり日記です。

小説「いつか王子駅で」(堀江敏幸著)

堀江敏幸さんの小説いつか王子駅で」を
読んだ。


堀江さんの作品は2作目ではあるが、
とても言葉を大切にする作家さんだと思う。

朽ちることのない言葉の力の存在。

こうした手順がきちんと流れをもって
進められるかどうかは、
雇い主の教育のみならず、
働き手の意志と感性に負うところが大きい。

削り屑の手触りや色合いひとつで
いろんなことがわかるのはあたりまえで、
そういうあたりまえのことを学校でも
家でも教えなくなったから駄目なんだ。

粗挽きと丁寧さ。
相容れない言葉を着実に融和させていくのが、
腕に覚えのある職人の倫理である。

なるほど「のりしろ」か。
私に最も欠落しているのは、おそらく心の
「のりしろ」だろう。
他者のために、仲間のために、
そして自分自身のために余白を取っておく
気づかいと辛抱強さが私にはない。

今日のおまけ。






早く遠出をしたいね。

おしまい。